「当社管理住戸の入居率は98%です。」

≪回答≫

⇒『△』

≪解説≫

時点ベースか、稼動ベースかによって意味が異なります。

時点ベース・・・100室の管理住戸の内、現時点において2室の空室
(100-2)/100=98%
稼動ベース・・・100室の管理住戸の内、年間に8室の空室(空室期間3ヶ月)
(100×12ヶ月)-(8×3)/100×12ヶ月=98%

稼動ベースの方は少し感覚を掴みにくいので単身者用の1Kマンション一室とした場合、
150ヶ月-(1室×3ヶ月)/150ヶ月=98%
つまり、12.5年間に1回3ヶ月の空室となります。
単身者の方が平均して約12年間住み続けるというのは非現実的な数字になります。

では、空室期間を2ヶ月とした場合はどうでしょうか。
100ヶ月-(1室×2ヶ月)/100ヶ月=98%
約8年4ヶ月の間に1回2ヶ月の空室・・・
こちらも平均と考えると非現実的になります。

空室期間1ヶ月の場合、
約4年2ヶ月の間に1回1ヶ月の空室
期間的には有り得るのですが、今度は平均空室期間が1ヶ月と非現実的になります。

収支のシミュレーションについて、賃料ベースの空室率が反映されているかを必ず確認してください。
賃料×(100%-稼動ベースの空室率(%))

空室は早かれ遅かれ必ず起こり得るものです。
その想定内の収入減に対応可能な物件なのかが投資適格判断の重要な要素の1つとなります。

『98%の入居率』となれば『良い物件』と直結するのはごく自然な事です。
しかし、勉強をした後であれば『(単身者用物件)空室2%』などと言われた時点で疑問がもてます。

追伸:
時点ベースか、稼動ベースかを尋ねた時に営業マンの回答が、
「時点ベースです。」・・・稼動ベースについて確認しましょう。
「稼動ベースです。」・・・単身者用物件の場合、上記の通り事実ではないでしょう。
「・・・」・・・投資においてブレインは非常に大切です。
となります。

一般的に空室率といえば、時点ベースになります。

最後まで、お読みいただき誠にありがとうございました。
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